データ活用

2021年8月18日

ビックデータ時代において必要性の高まるデータプラットフォームとは?

  • データプラットフォーム

ビッグデータを活用して潜在的な顧客ニーズや新たなビジネスのヒントを探ろうとする企業が増える中、データプラットフォームの必要性が高まっています。この記事では、データプラットフォームの定義や主な機能などを解説します。

データプラットフォームの定義

まず「データプラットフォーム」とは何か、用語の意味と概念を理解しておきましょう。プラットフォーム(platform)とは、英語で「舞台・壇上」を意味し、 IT 用語として使われる場合、サービスやシステムを動かすための基盤を意味します。例えば、 IT システムであれば、ソフトウェアを動かす OS がプラットフォームにあたります。

データプラットフォームという場合、膨大なデータの蓄積、加工、分析を一貫してできるようにするための基盤となるシステムを指します。

データプラットフォームの必要性が叫ばれる背景

モバイル端末や SNS、クラウドサービスの普及、情報通信ネットワークの充実といった IT 環境の進化は、社会に情報爆発をもたらし、ネット上では日々膨大な量のデータが新たに生み出されています。これらのビッグデータの中にはビジネスのヒントになるような情報が埋もれており、うまく活用することができれば、データは企業にとって貴重な資産となります。

政府もGDP 600 兆円を目指して掲げた成長戦略「日本再興戦略 2016」の中で、ビッグデータや IoT、 AI といった最新テクノロジーを活用して第四次産業革命を実現することで、 2020 年に 30 兆円の付加価値を生み出すことを目指していました(参照元:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/2016_zentaihombun.pdf)。

しかし、ビッグデータの中には構造化されたデータだけでなく、未加工状態で定型的に扱うことができない非構造データも多く含まれています。形式もばらばらで、ネット上のあちこちに散らばるデータを集めて統合的に管理するのは容易ではなく、実際には多くの企業がデータの取り扱いや品質に関して課題を抱えているといわれています。

ビックデータ時代において必要性の高まるデータプラットフォーム

膨大かつ複雑なビッグデータは、従来の技術では処理することができません。ビッグデータを使いこなす上で欠かせないのが、データプラットフォームです。

データプラットフォームを使えば、複数のソースから集めたデータを一箇所でまとめて閲覧できるため、部門の垣根を超えて社内のデータを全社的に共有することが可能です。また、文書データや画像データだけでなく、音楽データや画像データなど、非構造データも含めたあらゆる形式のデータを保存しておくことができます。さらに、保存してあるデータから必要なデータのみを抽出して分析しやすい形に加工する機能や、データを集計して意思決定に役立てる BI ツールの機能も備えているため、効率的で迅速なデータ活用が可能となるのです。

データプラットフォームを活用してできること

データプラットフォームはデータの収集、蓄積、加工、可視化が行えるシステムだと解説しましたが、ここでは上記の 4 ステップを可能にする基本的な機能について解説します。

システム連携

データプラットフォームは、データ連携ツールやデータレイク、データカタログ、分析プラットフォームなどさまざまなシステムを連携して構築されるため、データの収集、蓄積、加工、可視化を一つのプラットフォーム上で行えるのが特徴です。これまでデータの連携には ETL や EAI、分析には BI ツールといったように各工程で別々のツールを活用していた場合、収集から分析までにかかる時間を短縮でき、スピーディーなデータ活用が可能となるでしょう。

データを安全に一元管理

データが社内のあちこちに分散している状態では、必要なデータをすぐに探し出すことができません。セキュリティシステムも広範囲に構築しなければならないため、コストもかさみがちです。その点、データを一つのプラットフォーム上に集約して管理すれば、探しているデータを見つけやすいことはもちろん、安全性が向上し、セキュリティコストの節約にもつながります。

導入規模のカスタマイズ

データプラットフォームは、完成された一つの製品として提供されているわけではなく、複数の機能を持つシステムやサービスを自社の要件に合わせて連携することで成り立っています。したがって一部の部署で試験的に導入することもできますし、初めは小規模のシステムでスタートし、様子を見ながら機能を追加するといったように、ニーズに応じて柔軟にカスタマイズすることができます。

データプラットフォームクラウド化のメリット

データプラットフォームにかかわらず、 IT システムを構築する際の手段には大きく分けて、リソースを購入して自社で管理するオンプレミス型と、ベンダーが提供するリソースを借りて使用するクラウド型の 2 種類があります。データプラットフォームの構築を検討しているのであれば、コスト面やカスタマイズの柔軟さでメリットが大きいクラウド型の利用がおすすめです。以下でクラウド型の特徴を詳しく解説します。

初期費用のコストカット

クラウドのメリットの一つが初期費用をコストカットできる点です。オンプレミス型の場合は自社でシステムやサーバーを構築するため、初期費用が高額になりやすいという特徴があります。その点、クラウド型のプラットフォームは従量課金制を採用しているため、サーバーやソフトウェアへの先行投資が必要ありません。利用を検討している段階である程度は使用料を予測できるため、必要なコストを正確に見積もることが可能です。小規模のリソースで試験的に運用を始め、運用後にニーズに応じてサーバーや機能を追加するなど、ランニングコストを最適化できるのも特徴です。

優れた機能性

上述の通り、クラウド型では必要な機能だけを選んで利用できる上、ニーズに合わせて機能を追加・削除することもできます。データ量が急増したとしてもすぐに追加できるため、オンプレミスと違って過剰投資を回避することが可能です。また、オンプレミスでは使用しているアプリケーションのサポート期限に合わせて更新作業を行う必要がありますが、クラウドでは常に最新の機能を活用することができます。

セキュリティ

多くのクラウド型サービスではベンダーがセキュリティ管理を行ってくれるため、利用者はセキュリティ対策にかかる手間や費用を省くことができます。従来は自社で担っていたメンテナンスや保守管理などもベンダーに一任できるので、システム担当者の負担や人件費の削減にもつながります。

データ共有プラットフォーム「delika」とは?

最後に、株式会社コネクトデータが提供するデータプラットフォーム「delika」をご紹介します。 delika は、自社が保有しているデータだけでなく外部のオープンデータも組み合わせて共有できるプラットフォームです。外部データの探索や収集、前処理などデータ活用に必要な処理をサポートしてくれるため、利用者は delika に登録したデータを選択するだけでよく、作業時間を削減できます。 また、 delika に登録したオープンデータにライセンスを付与して販売することも可能です。ライセンスの付与やデータの公開設定は、複数のデータをまとめたデータセットごとに行えます。無料版(一部機能制限あり)も用意されているため、データプラットフォームの構築をお考えの方はぜひ活用してみてください。

まとめ

データプラットフォームを活用すれば、社内外に散在するデータを一つの基盤上に集約し、素早く分析できる形に加工することができます。膨大かつさまざまな形式のデータが含まれるビッグデータを使いこなすためには、このデータプラットフォームが不可欠です。コストが気になる場合でも、システムをクラウド化すれば初期費用を節約できるほか、使用したリソースの分しか料金がかからないため、試験的に導入する際の選択肢としてもおすすめです。今回ご紹介した「delika」のほかにもさまざまなプラットフォームサービスが提供されているため、自社の予算やニーズに合うものを探してみてください。

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